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先生 ・ 作り方
先生は私。ワークショップを担当している片岡です。ここに紹介されている作品がどのように作られたのか解説させていただきます。電動糸のこさえあればご家庭でも作ることができます。またこれを参考にダンボールなどで作ることも工夫できると思います。ぜひ参考にしてください。
ワークショップでは合板に型紙を貼って糸のこを使って材料を切り出すことから始めるのですが、ここでは私が行っているパソコンを使った簡単な型紙作りもご紹介します。




その前に
ここでご紹介している糸のこ恐竜は創遊樹(そうゆうのき)OPEN以来お世話になっている名古屋在住の木工作家 三輪義信 先生の指導によるものです。左の写真はNHKの「趣味悠々」のテキストですが三輪先生が講師としてその作り方を解説されています。代表的作品であるティラノザウルスをはじめ恐竜の型紙もここに紹介されています。
   
設計 はじめは三輪先生の許可をいただいて、先生の型紙を使用させていただいていたのですが、毎月通ってくる子どもたちもいてもう全部作ってしまう勢い。私も毎月新作を設計することにしました。

素材探し

私の場合、インターネットや図鑑を使って恐竜や動物、昆虫などの形状が分かる画像をパソコンに取り込みます。


形状を写す


右の図は図鑑のカブトムシの写真をスキャナで取り込み形状をトレースしています。
この例はマイクロソフト ワードを使用しています。
オートシェイプの「曲線」を使用します。



部品構成を考える

トレースと同時に材料の板厚や組み合わせ。関節の位置や接合方法を設計します。

型紙の作成・印刷
右の図が、型紙の完成例です。A4サイズおさまるよう、昆虫は概ね2倍、恐竜は1/50のスケールで作成しています。A4サイズならプリンターやコピー機で扱いやすいですし、素材となる合板の寸法もあまり種類を増やさないよう配慮しているからです。


このかぶと虫の材料は
板厚5.5mm 120×90mm 
板厚9mm 100×100mm
それぞれ2枚使用します。5.5mmは手足なので、完全に2枚重ね。9mmは羽の部分だけ2枚重ねで切った後、1枚ずつにばらして残りを切ります。二枚重ねで全ての穴を開けてしまわないように注意しなくてはなりません。


サンプル型紙のダウンロード

ワードのファイルです。
上記のリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」をクリックします。ワードがインストールされていないと使えません


製作

型紙を選ぶ
通常ワークショップはここから始まります。型紙は数枚ずつ印刷してクリアファイルに入れてありますので、参加した子どもたちはこの型紙や完成試作品を見ながら、今日は何を作ろうかとワクワクしながら選ぶのです。


材料

共芯のシナ合板を使用します。建材用の合板は中身がラワン材で、強度も弱く見栄えも悪いので、工作用の合板を業者さんから購入しています。

当店でも通販で販売を予定しています。
 

関節の軸はφ4mmのラミン丸棒をホームセンターで購入しています。

道具
・ハサミで型紙を材料の大きさに合わせて四角く切ります。
・セロテープで板を2枚あわせにして4〜6箇所固定します。
・剥がせるスプレーのり使って型紙を材料に貼り付けます。
・丸棒は型紙に合わせてカッターナイフで切り込みを入ると、ポキリときれいに折ることができます。
 

穴あけ
まずボール盤で穴を開けます。軸がφ4mmの場合は3.8mmの穴を開けます。キリ(ドリルの刃)は工具の専門店に行けば0.1mm刻みで用意されています。

2枚合わせのまま、下まで貫通するように気をつけて、開けます。またドリルを戻すときにしっかり材料を押さえておかないと材料が浮き上がって、穴径が大きくなってしまいます。
   
  
糸のこで切る
糸のこで型紙の線に沿って切ります。初めての場合なかなか思い通りに切れませんが、少々はずれても型紙をはがせば気になりません。ただし部品どうしがぶつからないように気をつけます。

仕上げる
切り終えた材料から型紙をはがし、240番くらいの紙やすりでバリやササクレを除去します。ワークショップでは時間に限りがありますが、角に丸みをつけるなど本当は時間をかけてじっくりと仕上げたいところです。



組立てる
どこにどの部品がどういう向きで付くのか?並べてみます。案外子ども達はここで苦戦します。恐竜の胴体などは板の上下、左右、裏表、微妙な形状の違いを読み取る必要があります。
   
   

軸は手で入れることもできますが板が数枚重なると、金づちで打ち込む方が楽にできます。こちらも案外子どもたちが苦戦するところ。

組立てる順番などワークショップではコツを伝えますが簡単には理解できない様子で、何回も通ううちに少しずつコツをつかみます。
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